PACK PRINT INTERNATIONAL 2021: アジアの包装・印刷産業を体現


2021年開催は、未来志向の技術とイノベーションに焦点をあて、幅広い包装・印刷ソリューションを紹介
 

シンガポール、2020年10月28日 – 2021年9月22日から25日まで、タイの首都バンコクにあるバンコク国際貿易展示場(BITEC)で開催される PACK PRINT INTERNATIONAL 2021 – アジア国際包装・印刷産業展に、包装・印刷のイノベーションと新たなソリューションが、一堂に会する。ポストコロナ期の世界において、予測されるグローバル経済の復興を背景に開催される本展は、包装・印刷産業に活力を与え、新たな成長機会を提供する。
 

『多くの産業分野と同じく、新型コロナウイルス感染症拡大による危機は、包装・印刷業界に影響を与えた一方で、全体に変化を促す契機ともなり、多くの企業は活動方法を再構築する必要に迫られた。インダストリー4.0と自動化は加速する傾向にあり、これまでその導入に抵抗を感じたり、採用に遅れをとった企業は、その存在と生産性を維持するための技術の導入に関し、迅速な決断を求められた。』そう述べるのは、メッセ・デュッセルドルフ・アジアで代表取締役社長を務める G.リングリングだ。
 

この点について、タイ印刷協会の P. パタナピラデイ会長は、国内市場の商品・サービスのオンライン消費における需要増と、全世界へのインスタント食品輸出需要への食い込みニーズを満たす印刷業界の特定の分野は、成長を遂げた、と見解を示している。『印刷部門は、新しい販売方式に適応し、新たなパッケージングモデルを生み出すことで、対応してきた。一丸となって将来に向け準備しているタイの印刷産業は、クリエイティブディレクション、革新的な技術、運用の柔軟性を通じ、さまざまなビジネスの結びつきを強化することを目指している。東南アジア圏の印刷の中心地であるタイに、最高の製品を継続的に紹介する PACK PRINT INTERNATIONAL は、われわれに理想的な場を与えてくれる。』
 

G. リングリングは、国際的なビジネス環境に焦点を絞り、新ソリューションを提供する PACK PRINT INTERNATIONAL は、まさに業界が必要としている投資とイノベーションを刺激するのに最適だ、と考えている。『来年のこの時期までにはさらに明るい見通しとなり、高度な包装・印刷技術と費用効率の高いソリューションをネットワークやソーシング市場の最戦線へもたらす PACK PRINT INTERNATIONAL 2021 が、力強く開催できるよい状況にあるだろう、と楽観している。というのは、企業は技術と業績向上を模索し、新しいビジネスモデルや収入源の発掘に努めているからだ。』
 

産業による産業のためのメッセ
メッセ・デュッセルドルフ・アジア、タイ包装協会、タイ印刷協会の三者共催による PACK PRINT INTERNATIONAL は、ドイツ開催の印刷・包装各業界を代表する世界No. 1メッセ drupa / interpack 両展をモデルとしている。その特徴である革新性と技術を、タイならびに周辺地域に広め、さらには、東南アジアに規範となる業界メッセのありかたを示し、世界の包装・印刷業界が有する最高の製品・技術を直接体験できる機会を提供することを目的としている。
 

包装・印刷産業にとって、すでに域内の中心地であるタイのような国々は、危機によって引き起こされた世界的なサプライチェーンの混乱を緩和する絶好の位置にあり、域内への進出とビジネス拡大を目指す多国籍企業を、魅了し続ける。PACK PRINT INTERNATIONAL の国際性の高さ、さらには世界的に名の通ったブランドと中小企業双方に対する訴求力によって強化されたこの地理的な優位性は、企業をつなぎ、新たなビジネス機会を生み出す、理想的な場を提供する。新型コロナウイルス感染症拡大という危機から生じた、貿易とサプライチェーンの混乱により、タイは、投資と事業拡大の魅力的な場所として、まさに脚光を浴びている。
 

タイ工業連盟(FTI)によると、この危機の後に伸びると予測されているのは、医療・ヘルスケア機器、製薬、情報通信技術、紙・パルプ、砂糖、空調・冷房システム、食品、発電、化学、ゴム、プラスチック、印刷・包装、アルミニウムの、計13業界である。
 

包装分野、特に医療包装、食品包装、電子商取引関連の分野では、この危機が需要を押し上げた。また、農工業部門全体の輸出増による需要の増加を経験した。小規模な包装会社がこのチャンスの波に乗る必要性について、タイ包装協会の M. カモルスワン会長は次のように述べている。『持続可能な未来のため、包装・印刷両部門は、互いに協力し続けていく。そして、PACK PRINT INTERNATIONAL は、両部門が一堂に会し、相互が補完しあうビジネスソリューションを発見できる完璧な合流の場を提供してくれると期待している。』
 

業界の傾向を示す PACK PRINT INTERNATIONAL
この地域の包装・印刷のニーズを満たす業界メッセとして、確立された地位を築いている本展に、コニカミノルタ、塚谷刃物製作所、Kurz、Zund といった業界を牽引するグローバル企業はもとより、Bangkok Paper Business、Comprint、Cyber SM、Docusys、Foilmaster、Nationwide、Press Systems、Sansin などの地元の著名企業が、すでに継続出展の申し込みを完了している。PACK PRINT INTERNATIONAL 2021 は、業界に先を読む気にさせ、将来の投資に適切な製品・ソリューションの展示を目指す。主な見どころは次のとおり。
 

 • 人口知能(AI)
  - 自己学習型機械
  - より良い生産保全・ゼロダウンタイム技術、明確なトレーサビリティ
 

 • プレミアムデザイン
  - プレミアムな美学を反映した良心的な価格の現代的なデザイン
  - ソーシャルシェアリングを促す魅力的なデザイン
 

 • サステナブル(持続可能性)
  - ゼロウェイスト
  - 環境配慮型製品・ソリューション
  - アップサイクリング
  - 持続可能な包装・印刷ソリューション 
 

 • セキュリティ・安全性
  - リアルタイム認証のためのスマート包装
  - 製品の透明性とトレーサビリティの向上
  - 強化されたブランド保護
  - 拡張顧客体験
 

 • デジタルエコノミー
  - 機械の性能とワークフローのデジタル化
  - 相互作用エコシステムにおけるコネクテッドユーザー
  - 共同製造
 

 • 3Dプリンティング
  - 垂直市場(自動車、デザイン・包装、医療など)における付加製造
  - 印刷サービス業者にとっての発表の機会
  - 機械メーカーとユーザーにとっての意見交換の場
 

包装・印刷のバリューチェーン全体を代表する、技術、機械、製品、サービスの幅広い展示に加え、本展は、タイ国内外の専門家と成功事例の共有や知識交換ができる会議・セミナーが大充実している。
 

前回開催には、30か国から325社が出展参加、19,000を超える関係者が来場したが、次回2021年の出展・来場者数は、さらに伸びるものと予想されている。PACK PRINT INTERNATIONAL 2021 は、印刷・包装・加工企業、マーケティング、出版・メディア部門、垂直市場・未来技術産業といった幅広い業界、多様な応用分野に対象を拡大し、働きかけていく。これらの業界では、ますます混雑し競争が激化する市場で、魅力的かつ費用効果が高いサステナブルな製品を生み出すために、優れた包装、カスタマイズ、ラベル、包装印刷などのソリューションを必要としているからだ。

 


PACK PRINT INTERNATIONAL / drupa global に関するさらなる情報・お問い合わせは、株式会社メッセ・デュッセルドルフ・ジャパン、あるいは関連ウェブページをご覧ください。

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